何度も入れ直すのは大変?脂肪注入とヒアルロン酸で迷う方へ
写真に写った自分の頬が、前より少しこけて見えた。ヒアルロン酸を調べると、「いずれ消えるから、何度も入れ直しになる」という話が出てくる。
それなら、一度でずっと残ると聞く脂肪注入のほうが楽なのではないか。調べるほど言われていることが違って、どちらがいいのかわからなくなる——。
先にお伝えすると、ヒアルロン酸は思われているより残ります。何度も入れ直す前提で考えなくて大丈夫です。この記事では、その理由と、脂肪注入との違いをお伝えします。
「ヒアルロン酸は一時的、脂肪注入はずっと」は本当?
どちらも、入れた分がそのまま残り続けるわけではありません。ただ、どちらも一定の量は残ります。
「ヒアルロン酸は一時的で、脂肪注入はずっと残る」と聞くことがあります。実際には、そこまで大きな差はありません。
脂肪注入は、自分の脂肪を顔に入れる方法です。入れた脂肪の一部は定着せずに吸収され、どのくらい残るかは人によって違います。定着した分も、体重の増減などで変わります。

ヒアルロン酸は、1〜2年で少しずつ弱まり、その後も残る
ヒアルロン酸の効果は、1年から2年ほどかけて少しずつ弱まっていきます。ただ、ある日いっぺんになくなるわけではなく、その後もある程度は残ります。
ヒアルロン酸は分解されにくい加工がされていて、ゆっくり吸収されます。そのあいだに周りの組織になじんでいく、という報告もあります。
数か月ですっかりなくなってしまう、というものではありません。何年も前に入れたヒアルロン酸が、画像検査で見つかる方もいます。
入れ直しは、どのくらい必要?
半年や1年ごとに、決まって入れ直す必要はありません。一度整えたら、足し続けるのではなく、引き締めや肌質の調整で良い状態を保っていきます。
決まった時期に、入れ直すものではない
効果が弱まってきたと感じたときに、様子を見ながら足すかどうかを決めます。2回目以降は、初回より少ない量で整うことが多いと報告されています。
「一度始めたら、ずっと続けないといけない」と身構えてしまう方もいます。そこは、心配しなくて大丈夫です。
残るからこそ、入れる量を決めてから入れる
ヒアルロン酸は残るので、当院では最小限の量からご提案します。一度入れたものは、この先もお顔を支えてくれます。残るからこそ、丁寧に入れていきます。
目安は、もともとのボリュームを超えない量です。若い頃にあったボリュームに戻すイメージで入れていきます。
足すことは、あとからでもできます。まずは少なめに入れて仕上がりを見てから、必要なら足していく方法もあります。

「減ってきた」と感じたら、何が起きている?
減っているのは、ヒアルロン酸そのものではない場合があります。年齢とともに、骨や脂肪が少しずつ痩せていき、皮膚も伸びてくるからです。
骨や脂肪が痩せた分は、少し足す
顔の骨や、場所によっては脂肪も、年齢とともに少しずつ痩せていきます。そのぶん、もともとあったボリュームが足りなくなり、くぼんで見えてきます。
ヒアルロン酸が減るスピードより、骨や脂肪が痩せるスピードのほうが目立つこともあります。痩せた分に合わせて少し足すのは、自然な使い方です。

伸びた皮膚は、引き締めで整える
皮膚は、年齢とともに弾力が足りなくなり、少しずつ伸びてきます。伸びた皮膚はほうれい線や口の横に乗り、たるみとして見えてきます。
このたるみを「ヒアルロン酸が減ったから」と考えて足していくと、どうなるでしょうか。伸びた皮膚にヒアルロン酸を入れると、風船に空気を入れたように中から張りは出ます。
失われたボリュームを戻すことは、とても大切です。ただ、それだけでは伸びた皮膚そのものには何もできていません。

伸びた皮膚に合わせて足し続けると、量が増えて、顔が少しずつ大きく見えることがあります。伸びた皮膚には、ボルニューマのように熱を入れて引き締める施術を組み合わせます。
| 減ったように見えるもの | 整え方の考え方 |
|---|---|
| 骨や脂肪のボリューム | 痩せた分に合わせて、少し足す |
| 皮膚の張り | 熱を入れて、引き締める |
| 入れたヒアルロン酸 | 減り方はゆるやかで、ある程度は残る |
内側のボリュームと外側の皮膚を両方整えると、無理にたくさん入れなくても張りが出てきます。足す量を増やし続けずにすむので、顔がパツパツにもなりにくくなります。
ヒアルロン酸が向いているのは、どんなとき?
ヒアルロン酸が向いているのは、次のようなときです。
- 形や硬さを細かく選びたいとき
- 気になるところを部分的に整えたいとき
- 変化を短い時間で感じたいとき
- わかりやすい変化を望むとき
あとから調整できる安心感もあります。注射で入れるので、脂肪をとる処置はいりません。
形を選べて、あとから調整もできる
ヒアルロン酸は、部位に合わせて硬さの違う製剤を選べます。そのため、仕上がりの形を細かく作りやすい方法です。
思っていた形と違ったときは、専用の薬剤で溶かして調整することもできます。修正が効きやすいのは、ヒアルロン酸の大きな特徴です。
目的は同じ。選ぶのは、好みと目指す形
ヒアルロン酸も脂肪注入も、減ったボリュームを足す方法です。目的は同じで、どちらにも良さがあります。自分の脂肪を使うので異物が入らない、という安心感は脂肪注入の良さです。
たくさんの量を入れたい場合は、脂肪注入のほうが費用を抑えやすいこともあります。どちらを選ぶかは、好みと、どんな形を目指したいかで決まります。
| 項目 | ヒアルロン酸 | 脂肪注入 |
|---|---|---|
| 足すもの | ヒアルロン酸製剤 | 自分の脂肪 |
| 持ち | 1〜2年で弱まり、その後も残る | 一部が定着して残る |
| 得意なこと | 形を細かく選べる・溶かして調整できる | 自分の脂肪を使える・量が多いと費用を抑えやすい |
受ける前に、知っておきたいことは?
ヒアルロン酸の注入は、1本あたり10分ほどで終わります。痛みや施術後の経過も、事前に知っておくと安心です。
痛みと、麻酔
最初に針が入るときのチクッとした痛みは感じます。ヒアルロン酸はほとんどが水分で、麻酔も含まれています。そのため、薬剤がしみるような痛みはほとんどありません。
ヒアルロン酸が入っていくこと自体は、無痛に近い施術です。受けやすい施術のひとつといえます。痛みが心配な方には、麻酔のクリームやテープ、笑気麻酔も用意しています。
施術後に出ることがあるもの
内出血は基本的には出ませんが、出た場合は2週間前後残ります。大切な予定の直前は避けてください。内出血は、当日からメイクで隠すことができます。
針を刺したところは、蚊に刺されたように赤くなることがあります。数時間から翌日までには、ほとんど目立たなくなります。赤みや腫れ、痛み、つっぱり感、熱感が1〜2週間ほど続く場合もあります。
メイクは、注射した部位を避ければ当日からできます。洗顔も当日からできます。
料金
料金は、入れる量によって変わります。どのくらい入れるかは、カウンセリングで一緒に決めます。

※ご希望があれば麻酔外用可能
JuvedermVista(ボラックス、ボリューマ、ボリフト、ボルベラ)
カスタマイズリフト/涙袋・唇/法令線/顎/額/こめかみ/その他
| 量 | 通常価格 モニター価格 |
|---|---|
| 1cc | 65,000円 |
| 2cc | 120,000円 (1本ずつより 10,000円オトク) モニターなら 更にお得 100,000円 |
| 3cc | 165,000円 (1本ずつより 20,000円オトク) モニターなら 更にお得 150,000円 |
| 4cc以上は 1cc追加につき | 55,000円 |
JuvedermVista(ボルベラ)
涙袋
| 量 | 通常価格 |
|---|---|
| 0.3cc | 25,000円 |
※お直しの追加注入は追加分の料金が発生いたします。
よくある質問
ヒアルロン酸と脂肪注入で迷う方から、よく聞かれることをまとめました。
「何度も入れ直すのは大変」と迷っている方へ
ヒアルロン酸は、思われているより残ります。何度も入れ直すことを前提にしなくて大丈夫です。一度整えたあとは、引き締めや肌質の調整で、良い状態を長く保っていけます。

どこまで整えたいかを一緒に決めてから入れるので、迷っている段階でも大丈夫です。治療を始めるかどうかは、カウンセリングで話を聞いてから考えてください。
監修: SUNMELIA SKIN CLINIC 院長 中山暁
